職員研修「高齢者虐待(防止)・権利擁護について」

 

3月21日と3月22日、みやざわ苑の職員研修「高齢者虐待(防止)・権利擁護について」を行いました。

これは、2月に新潟県が開催した「養介護施設従事者等による高齢者虐待予防研修会」に出席した特養ユニットリーダーによる復命伝達を兼ねた内容で、参加者全員でディスカッションも行い、適切な考え方や対応について確認、共有の場になったものと思います。

(施設長)

 

 

研修で確認し共有したこと

  • 虐待者には虐待の自覚がないことが多い。(だから、自分の対応が適正なのか常に疑い、振り返ろう)
  • 虐待には5類型(身体的虐待、ネグレクト、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待)がある。
  • こちらの意図は別であるとしても、相手が、「つらい」「苦しい」「苦痛」と感じたり、受け取ったりすれば、その行為は虐待になってしまう。(自分がされて嫌なことはしない)
  • 心理的虐待の類型の中にスピーチロック(言葉による行動の抑制、拘束)がある。「動かないで」「そっちに行ってはダメ」「立ち上がらないで」「座っていて」「早く食べて」「どうしてそんなことをするの」・・・など、精神的な自由を奪い、行動を抑制する行為である。不穏な状態や行動障害を引き起こす要因にもなっている。
  • スピーチロックは、ついつい、事故防止の目的や介護側の都合、介護者の知識や技術の不足(適切な対応を身に付けていない)などで使ってしまっている。これが良くないことであることを知らない。または、知っていても使ってしまっていることがある。
  • スピーチロックが、良くないことであることを強く意識していくこと。言葉を選んだり、声のトーンや抑揚、表情にもっと気を配っていくことも大事だ。
  • 尊厳を大切にする観点から、大声で「トイレに行きましょう」などの声かけをしない。
  • 虐待の範疇にならなくとも、不適切なケアがほころびとなっていく。
  • 当然だが、ケアにあたっては、常に相手の了解や同意を得る。
  • 当然だが、「~してあげる」ではなく「~させていただく」という意識をおろそかにしない。
  • 自分の対応が本当に当たり前なのか、大丈夫なのか、いつも客観的に疑い、振り返ることが大事。
  • 職種、役職、経験年数、年齢の違いなどはあるが、不適切なケアなどに対しては「ノー」と言える、職員が相互に注意しあえる職場にしていきたい。

 

 

 

「つばめ」が来ていました。

 

正面玄関脇のとまり木に、今年初めて「つばめ」が来ていました。

昨年の親鳥か、巣立った雛か、まったく別の「つばめ」かは、わかりません。

 

 

まだ、環境など偵察中のようです。

これから、巣を修復するのかもしれません。見守っていきたいと思います。

(施設長)

昨年の「つばめ」の観察ブログはこちらから

 

 

グループホームで初映写でした。

先週3月24日(金)午前の約1時間、ユニットなごみの家で実施。

本日3月29日(水)午前の約1時間、ユニットいこいの家で実施。

昭和の懐メロ、地域の行事、動物や赤ちゃん(なごみに家のみ)など。

特に、懐メロは終始合唱になっていました。

動画にでていた歌手は(敬称略)

橋幸夫、吉永小百合、美空ひばり、三波春夫、村田英雄、石原裕次郎、舟木一夫、千昌夫、坂本九、西郷輝彦、田端義夫、尾崎紀世彦、ちあきなおみ、クールファイブ、都はるみ・・・など。

 

みなさん、調子がでてくると、歌詞も歌手の名前も、しっかり思い出してくださる場面が多かったです。

 

「若い頃に流行った歌を見る(聴く?)ことができととても良かった。また、やってほしい。」  「懐かしくてよかった。」 など、とても好評でした。

回想法の効果を、ますます期待して、また映写したいと思います。

 

映写の後は、みんなの体操、口腔体操、昼食になりました。

 

(施設長)

シャボン玉ホリデーなど上映

3月9日(木)、午前1回、午後1回、映写会をしました。

 

動画サイトからプロジェクターを使用。

上映は、

「シャボン玉ホリデー」、「戦前の日本 昭和初期のカラー映像」、「三八豪雪 雪国の暮らしぶり(午後のみ)」、「田端義夫さんの動画(午前のみ)」、「毎日ニュース」、「動物や赤ちゃんの動画」など。

 

1回目は、午前10時10分から約1時間、会場は2階交流ホール。

参加は特養のかた。

 

田端義夫さんのヒット曲では、ところどころ自然発生的な合唱になりました。参加の全員が懐かしそうです。

動物や赤ちゃんの動画も人気でした。

 

 

2回めは、午後14時10分から約1時間、会場は1階交流ホール。

参加は、小規模多機能型居宅介護とグループホームのご利用者。

戦前の日本 、三八豪雪、 動物や赤ちゃんの動画がうけました。

 

今回も、動物と赤ちゃん、強し。

 

 

今回の映写会は、ほぼ昭和30年代以前のものを扱いました。

懐かしい映像や歌などから、参加者が相互に思い出を語ったり、私どもスタッフにいきいきと体験を説明してくださるなど、みなさん、いい時間になったように思います。

 

今後も、回想法の効果の期待も含めて、月1回程度は映写会を行っていきたいと思います。

(施設長)