夜間防災訓練を実施しました


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施設開設後、初めて火災想定の防災訓練(夜間通報伝達・避難訓練)を12月1日(火)19:30から行いました。

みやざわ苑の小規模多機能・グループホーム(GH)・特養の合同訓練ですが、特養で発生していた感染症の影響で規模を縮小しての実施です。(感染症はすでに終息しています)

2階特養のキッチンから出火したとの想定で、確認、通報、初期消火、連絡網で職員呼出し(自宅から駆け付け参加)、避難(誘導)等を行いました。

 

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訓練を通じて気づいたことや消防士さんからのアドバイスなどを少しまとめてみました。

 

  • 火災かどうかの確認や119番への発報に時間がかかり過ぎた。
  • 自動通報によって119番へ通報された。装置のトラブルによって消防からの返信が赤電話に入らなかった(翌日点検し異常なし)ため実際に固定電話から119番通報した。設備に頼りすぎてしまった。
  • 防災盤の操作や119番とのやり取りに時間がかかり過ぎた。職員全員が対応出来るようにならなければならない。(特に夜間はGH職員が関わることになるので習得が必要)
  • GHなごみからいこいの避難で当初想定した最短避難経路であるスタッフルームの経路は、棚などがあって通行しづらかった。火元から遠い場所であったので数メートルの迂回であればGHいこいの玄関を通る方がよかった。
  • 各居室やトイレなどひと部屋づつの確認せず避難完了としてしまった。避難が終わった居室の入り口戸に避難済の目印になる工夫が必要である。
  • 訓練開始前に既に入居者を避難させやすいような準備を一部してしまっていた。普段通りの生活をしているところの訓練を行う方が良い。
  • 訓練時や実際の災害時には、時間がないのだから正面玄関から土足で入って現場に行くことになっていたが連絡網で応援に来た職員で職員玄関から内履きに履き替えて現場に来ていた人がいた。
  • ここは、スプリンクラーがあるので慌てないこと。火よりも煙を吸わない、煙に巻かれないようにすることが大事。
  • 防火扉がないので火元のユニットからの避難は、最後の避難者が玄関戸を確実に閉めて煙を閉じ込め酸素を遮断して延焼を少しでも遅らせるようにすること。
  • 煙の対応としては、排煙窓(排煙装置)を使うこと。
  • とにかく火元から遠いところに逃げること。夜間は職員数が少ないので応援が来るまでは、避難しながら見守りもしなくてはならない。応援者来るまでは、一定区域でまとまっての待機が良い。
  • 2階の場合で、煙が迫ってくるなどして階段から逃げる時間がないときは、下屋に出て救助を待つ。
  • 応援者は、何らかの灯り(ヘッドランプ、懐中電灯等)を持ってくるべき。
  • ヘルメットがあれば使用するべき。

 

これらの課題をもとにマニュアルや対応の見直しを行っていきたいと思います。

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栃尾消防署のみなさん、救急対応いつもありがとうございます。

今回の訓練でもたいへんお世話になりました。職員一同感謝です。

なるべくお世話になることがないのがよいわけですが、今後ともよろしくお願いいたします。

(防災委員長 矢澤、施設長 韮沢)